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序章

2006年09月04日 10:49

この物語は、私の友人である。

一人の王と、彼に仕える、十二星座の名を冠する

守護者の物語である。

『王と十二宮』より   著 フルグラーム卿



この世界を統べる国は、全部で六つ。

そのうちの1つである、アルタミリア国

広大な国土と、沢山の種族が訳隔てなく暮らす

豊かな国である。

だがしかし、半世紀前、先々代の王が、信頼していたはずの守護者に裏切られ

国では、争いが絶えなくなっていった。

王の怒りは、守護者に向けられた。

「私を裏切った、そなたら守護者に、永遠に消えることのない苦しみと絶望を!
  私の呪いを解くことができるのは、真の王たる者のみ、
    再び王と国を裏切りし時、そなたら守護者の魂が、楽園へと逝く事叶わぬ。」

王の死後、守護者は呪われし身となった。

守護者達が死を迎えても、呪いが解けることはなく、

アルタミリア国には、守護者の亡霊がしばしば現れていた。

先々代の後を継いだ王は、真の王ではないのだと、世界に知れ渡ることとなった。

47年がすぎたころ、ピタリと亡霊が現れなくなった、

すると人々は、真の王が現れ、新たな守護者が誕生したのだと囁きあった。


ところが、数十年たっても、一向に王が現れることはなかった。

年老いた王では、もう国を守ることはできず。

そこで、王は、命を下した。

「真の王に仕える、新たなる守護者達を見つけ出し、彼らに真の王を探させるのだ。」

王の命により、アルタミリアの人々は「我こそ守護者」だと、

次々と名乗りを上げ始めた、しかし、そのような愚かな者達も

年老いたとはいえ、王の前まで来ると、嘘を認めた。

王とて嘘が見破れぬ訳ではない、守護者にはそれぞれ証があることを

先々代の王から聞いていたからだ。


やがて、1年という月日が過ぎていったなか、

ようやく、王のもとへ、一人の守護者が現れることとなる。

                                『王と十二宮』より 序章



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